看護部紹介
看護部長あいさつ
2025年1月1日より、看護部長に就任いたしました渡部友香(わたなべ ともか)です。
当院看護部は、病院理念のもと、個別性と継続性を尊重した看護を提供しています。
1987年に札幌市清田区に開院し、2013年に新築移転し12年目を迎えました。地域の皆様に支えられながら、地域医療を提供する病院として成長してきました。
高齢化がさらに進む2025年を迎え、医療や介護を必要とする人がますます増加し、2040年を展望した新たな課題に向かっていきます。住み慣れた地域の中で、長く健康でその人らしい暮らしができるよう、日常生活に視点を置いた看護を提供できることを目指していきます。
また、当院は消化器病とがんの専門病院でもあり、日々進歩する高度医療も担うことができる看護師として、確かな技術と知識を習得することを目指します。
これからも、地域の患者の皆様、ご家族の皆様に寄り添うことができる看護師を目指し、患者様やご家族、また看護職員にも選ばれる看護部となるよう、努力していきます。
札幌清田病院 看護部長
認定看護管理者
渡部 友香
看護部理念
札幌清田病院看護部は、病院の理念に基づき、個別性・継続性を大事に地域住民の健康づくりを支援します。
私たちの考える看護とは、病気により、身体的・社会的・精神的に制限された生活過程を援助することです。生活過程とは、人間の日常生活行動のすべてを言います。当然、生活はひとりひとり違うものであり、そこに看護の視点を持つことで個別的な看護へとつなげていきたいと考えます。また、病気を持った人は、入院での療養だけではなく、在宅での療養も必要となります。病気により制限された生活過程のどの部分を支援すれば、その人らしい日常生活が送れるのかを考え、看護を提供することで継続看護へとつなげていきたいと考えています。
看護部基本方針
- 患者さんのセルフケア能力を高め、主体的に療養生活が送れるよう支援する。
- 患者さん自身が自分に起こっている問題を克服できることを前提に、その力に働きかけるセルフケアへの支援をする。
- 健康・不健康を問わず、あらゆる健康段階においても支援する。
- 緩和ケア・在宅ケアの充実を図ることで、患者さん・ご家族が安心して療養生活を送れるよう援助する。
- がん患者さんの苦痛を可能な限り取り去り、患者さんとご家族が限りある時間を有意義に過ごせるよう支える。
- 患者さんとご家族が希望する時は、訪問看護・社会資源の活用などで、可能な限り自宅で安心して生活できるよう援助する。
- 他部門と協力し、患者さんを中心としたチーム医療の充実を図る。
- 健康上の問題を持つことで引き起こされる生活上の多面的問題が解決に導けるようMSW・薬剤師・栄養士などとの連携・調整をとる。
- 現任教育の充実から専門職業人としての自己成長を図り、看護の質の向上に努める。
- 医療事故・院内感染から患者さんとスタッフを守る体制づくりに努力する。
部門の紹介
看護体制
各部署 | 内科・血液内科病棟:45床(全室個室) 内科・外科・消化器病棟:44床(全室個室) 緩和ケア病棟:20床(全室個室) 外来、手術室、訪問看護ステーション |
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看護基準 | 7:1 入院基本料 |
看護方式 | チームナーシング+受け持ち体制 |
看護記録 | SOAP |
夜勤体制 | 2交替制 一般病棟(看護師3人+看護補助者1人)体制 緩和ケア病棟(看護師2人+看護補助者1人)体制 |
看護方式
当院看護部では、チームナーシングと個別受け持ち制を取り入れて、看護部の理念であるひとりひとりの患者の個別性と継続性のある看護の実現を目指しています。
当院の受け持ち体制は、一人の看護師が2~3名の患者さんを受け持ち、入院から退院まで、さらに退院後の療養生活を予測し、継続した患者看護に責任を持ちます。
チーム内では、受け持ち看護師の立案した看護計画に基づいて看護がなされますが、その看護計画はチームリーダーやチームメンバーの意見も参考にしながら立案されていきます。当然、看護計画の修正・評価もしますが、必要時チームカンファレンスを行い、他のコメディカルの意見も参考にして、問題解決を図っていきます。また、中間サマリーには、看護の経過と問題点・評価を整理しておくことが必要となり、退院時サマリーには、退院後の健康生活を維持していく上で必要な問題(課題)と問題に対する指導内容と評価を外来へ責任を持って依頼していきます。さらに、受け持ち患者さんとそのご家族の退院後の療養生活上の予測された問題とニーズから訪問看護などの社会資源の必要性を判断し、外来と連携を図っていきます。
このような継続看護を目的にした受け持ち体制を行うことで、患者さんに対してのケアの判断と決定を自主的に行い、看護に責任が持て、看護師ひとりひとりが専門職として誇りを持って看護を実践していけることを目指しています。